ある研究者の方から,「批判的思考研究の中の対話的過程への注目という動向に,バフチンやヴィゴツキーといった理論家が関与しているのか」という質問を受けました(ちょっとマニアックな質問ですね)。
第二波について論じられているWalters(1994)では,バフチンやヴィゴツキーといった名前は出てきません(索引を見る限り)。しかし,手元にダウンロードしているSSCIの批判的思考関連論文(実証系の論文ですね)の引用文献を検索すると,814件中,バフチンで3件,ヴィゴツキーで28件ヒットします。関係づけてやっている人はいるようですね。