附属学校における思考力育成

全国の附属学校で、考える力とか思考力などを研究主題、副題に取り上げている学校を検索してみました。いくつか見つけたので、とりあえず記事にしておきます(今後も見つけたら、この記事に随時追加していく予定です)。

この学校は、平成16、17年は副題に「思考力」が入っており、平成18年は、主題「 「思考力」をはぐくむ学びの創造」(副題「脳科学研究の連携,授業力を高める校内研修」)となっていますね。副題の内容はちょっとわかりづらいですが。研究概要はPDFでWeb上に公開されています。

平成18年度研究主題が「豊かな学力を身に付け自己実現を図る子どもの育成(第Ⅱ期)」、副題が「「考える力」「表す力」を培うカリキュラム・マネジメントのあり方」となっています。考える力と表す力を並列しているので、どの教科、領域でも対応できそうな副題ですね。またここは、各教科等部会ごとにも研究主題が設定されています。

平成18年度は、主題「たしかな学力に高める授業の創造」(副題「見方・考え方を深める学習活動の組織」)のようです。それ以上の詳しい情報はWeb上にはあまり見当たりません。「学校便り」の下の公開研究会に向けてのところに、研究主任の文章が載っている程度のようです。

平成14年度から継続して、「気づきから実践までの「考える力」」の育成をめざした研究に取り組んでいるようです。ここでいう考える力には、「感受能力」「思考能力」「表現能力」が含まれています。

ここは大テーマの下で、各教科研究部が独自の主題を設定しているようで、家庭科では「意思決定場面における批判的思考力を育む−自分と異なる立場の設定で考える活動」という主題を設定しています。なお批判的思考のことは、「対象を注意深く観察し、吟味する能力」ととらえているようです。