思考力を育てる
奈良女子大学附属小学校学習研究会発行の『学習研究』誌428号に,「思考力を育てる」と題した小文を書かせていただきました。概要は以下の通りです。
- 思考の一般形は,「あれかな? これかな?」と候補(選択肢)をあげる思考(拡散的思考)と、「合っているかな、違うかな」と判断をする思考(収束的思考)である
- どちらの思考についても,よりよく行う(より広い拡散とより確かな収束)ためには,「知識」「他人との相互作用」「試行錯誤」が有効である
- 思考には「問いに答える思考」のほかに,「問う思考」もある
- 問う思考においてもやはり,「知識」「他人との相互作用」「試行錯誤」が有効である
自分としては,思考について,複雑になりすぎることなく,また教育的な示唆も含めつつ論じることができたのではないかと思っています。